2014年05月27日
とうとう入会
表千家・不審菴に入門させて頂いてかれこれ22年。
その間に15年というとても長いなが〜い冬眠生活がありましたが
新春初釜のご縁を機に、勇気を持ってまた茶道の世界に身を投じる決意を致しました。
そしてこの度、とうとう表千家「同門会」にも入会させて頂くことと相成り
東京都連合支部総会に初・参加させて頂きました。
まずは社中の方々とお呈茶席へ。
「青もみじ」という銘のお菓子。白味噌餡が大変美味でした
お呈茶席の後はホールにて「NHK趣味悠々 茶の湯 表千家 一期一会」を観賞し、
その後近くにてランチ
総会のあと
講話・・・吉水宗匠 「碌々斎の話」
講演・・・熊倉先生「世界の無形文化遺産になった和食文化」
のお話があり大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。
世界文化遺産になった「和食」についてのお話は、以前に菊乃井のご亭主のお話を二度ほど聞かせて頂いたことがあるのですが、料理人としての視点とはまた違う文化人熊倉先生の見解を知り得、大変興味深く拝聴させて頂きました。
“箸”を使う繊細な文化。お菜の大切さ。ご飯とお菜を交互に食べる事の意義。
中でも“お菜”の中で一番美味しいとされる物の順位の話題には仰天しました
お菜・美味第1位はなんと「鶴の肉」なのだそうです
(そういうとNHKの朝ドラ「ごちそうさん」で、正蔵さんが死ぬまでに食べておきたいものにあがっていましたよね(^_^;))
天然記念物に指定されているので、食するのは今では無理な話ではありますが
熊倉先生の「いつか食べてみたい」という野望には思わず笑みがこぼれました。
鶴の肉は江戸時代の頃は5大珍味の1つであり、歴史的にも名高い高級食材だったのだとか。
一体どんなお味がするのでしょう
因みに第2位は「白鳥の肉」、第3位は「鴨の肉」だそうです。
会場にて「習事八箇条・飾物五箇条」の書籍も購入しました。
入門の次に頂けるのが「習事」「飾物」のお免状。
こういうお稽古の本が出版されているとは、本当に有り難いことです。
15年強という長いブランク生活。
かつての6年半で学んだことは全くと言っていい程の白紙状態な私
頂いたいくつかのお免状も本当は返還しなくてはいけないのではないか
そんなひどいありさまですが(^_^;)
初心に返り“一”からしっかりと勉強させて頂きたいと思います。
《同門会》
その存在は入門当初より知っていたのですが、なんだかとても敷居の高いものに感じられていましたので、
「もう少し身についてから」「そのうちに」
と思いつつ、入会をどんどん先延ばしにしてしまっておりました。
数年後、さぁ〜お免状もここまできたのでそろそろ入会せねば
となった直後に先生が病に倒れられ、お稽古はそのまま中断。
4年の闘病生活ののち、先生は帰らぬお人となられました。
そして私の茶道お稽古もそのまま。
結婚、転勤。以来表千家の茶道は遠いものに・・・
あの頃、お抹茶とお菓子を頂く事がただただ楽しくて無邪気にお稽古に通っていた私。
予習も復習もせずその場しのぎで、本当に呑気なものでした。
もっと欲を持って取り組んでいればよかったなと
先生に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
長い年月を経て、今はまた違った面持ちでいることは確かです。
また踏み込むことは大変な勇気が私には必要だったのですが、
これをご縁に
“今度こそしっかりと”
同門会入会は私のちょっとした意思表明の証でもあります。
その間に15年というとても長いなが〜い冬眠生活がありましたが
新春初釜のご縁を機に、勇気を持ってまた茶道の世界に身を投じる決意を致しました。
そしてこの度、とうとう表千家「同門会」にも入会させて頂くことと相成り
東京都連合支部総会に初・参加させて頂きました。
まずは社中の方々とお呈茶席へ。
「青もみじ」という銘のお菓子。白味噌餡が大変美味でした
お呈茶席の後はホールにて「NHK趣味悠々 茶の湯 表千家 一期一会」を観賞し、
その後近くにてランチ
総会のあと
講話・・・吉水宗匠 「碌々斎の話」
講演・・・熊倉先生「世界の無形文化遺産になった和食文化」
のお話があり大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。
世界文化遺産になった「和食」についてのお話は、以前に菊乃井のご亭主のお話を二度ほど聞かせて頂いたことがあるのですが、料理人としての視点とはまた違う文化人熊倉先生の見解を知り得、大変興味深く拝聴させて頂きました。
“箸”を使う繊細な文化。お菜の大切さ。ご飯とお菜を交互に食べる事の意義。
中でも“お菜”の中で一番美味しいとされる物の順位の話題には仰天しました
お菜・美味第1位はなんと「鶴の肉」なのだそうです
(そういうとNHKの朝ドラ「ごちそうさん」で、正蔵さんが死ぬまでに食べておきたいものにあがっていましたよね(^_^;))
天然記念物に指定されているので、食するのは今では無理な話ではありますが
熊倉先生の「いつか食べてみたい」という野望には思わず笑みがこぼれました。
鶴の肉は江戸時代の頃は5大珍味の1つであり、歴史的にも名高い高級食材だったのだとか。
一体どんなお味がするのでしょう
因みに第2位は「白鳥の肉」、第3位は「鴨の肉」だそうです。
会場にて「習事八箇条・飾物五箇条」の書籍も購入しました。
入門の次に頂けるのが「習事」「飾物」のお免状。
こういうお稽古の本が出版されているとは、本当に有り難いことです。
15年強という長いブランク生活。
かつての6年半で学んだことは全くと言っていい程の白紙状態な私
頂いたいくつかのお免状も本当は返還しなくてはいけないのではないか
そんなひどいありさまですが(^_^;)
初心に返り“一”からしっかりと勉強させて頂きたいと思います。
《同門会》
その存在は入門当初より知っていたのですが、なんだかとても敷居の高いものに感じられていましたので、
「もう少し身についてから」「そのうちに」
と思いつつ、入会をどんどん先延ばしにしてしまっておりました。
数年後、さぁ〜お免状もここまできたのでそろそろ入会せねば
となった直後に先生が病に倒れられ、お稽古はそのまま中断。
4年の闘病生活ののち、先生は帰らぬお人となられました。
そして私の茶道お稽古もそのまま。
結婚、転勤。以来表千家の茶道は遠いものに・・・
あの頃、お抹茶とお菓子を頂く事がただただ楽しくて無邪気にお稽古に通っていた私。
予習も復習もせずその場しのぎで、本当に呑気なものでした。
もっと欲を持って取り組んでいればよかったなと
先生に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
長い年月を経て、今はまた違った面持ちでいることは確かです。
また踏み込むことは大変な勇気が私には必要だったのですが、
これをご縁に
“今度こそしっかりと”
同門会入会は私のちょっとした意思表明の証でもあります。
Posted by 芙蓉(ふよう)
at 17:00
│京都以外