京つう

日記/くらし/一般  |京都府南部

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2012年11月05日

パゴンさんより

先日京都館で購入したパゴンさんのカーティガン。
私に合うサイズの在庫が京都館にもうなくて、本店から送って頂きました。

ICON118横縞に花うさぎ(黒桃)
パゴンさんより
とっても重宝しそうですICON61

可愛くて選んだ柄ですが、この「花うさぎ」柄
・・・今の私にはとっても有り難い柄でしたっパゴンさんより



ICON84花うさぎICON84・・・お店から頂いた解説・・・

幼い頃、満月を見て「うさぎが餅搗(もちつき)をしている」と教えられ、月にはうさぎが住んでいると信じていた方も多いのではないでしょうか?
中国では月には不老不死の霊薬を搗(つ)き続ける「うさぎ」と「がま」が棲み、枯れる事のない「桂の木」がはえているという伝説があります。その伝説が日本に伝わった時、がまと桂の木は排除されうさぎだけが残ったのではないかと考えられています。十五夜を望月(もちづき)ということから「もちつき」の音に似ているためうさぎが餅搗をしているイメージになったようです。また古代インドの仏教話に燃え盛る火に飛び込んで我が身を捧げたうさぎを憐れんだ帝釈天(たいしゃくてん)がその姿を月の中にうつしとどめ置かれた。月の表面にある雲のようなものはうさぎが身を投じた火の煙であり月の中にあるうさぎはこのうさぎである、とあります。

うさぎが盛んに文様として使われるようになったのは桃山時代以降で、豪商の角倉了以(すみのくらりょうい)が愛用した名物裂(めいぶつぎれ)「花兎金襴(はなうさぎきんらん)」が有名です。花うさぎとはドーム型に花柄があり、その中に作り土と呼ばれる盛り土の上に前足を浮かし気味に、後ろを振り向いているうさぎの柄です。名物裂とは鎌倉時代以降、主に中国の宋・元・明から貿易によりもたらされた最高級の織物で掛物の表装(ひょうそう)や茶の湯道具や茶碗を入れる袋、袱紗(ふくさ)などにする裂地(きれじ)で名物の器具を包む布という意味です。花うさぎの周囲にある柄が菊唐草(きくからくさ)という文様です。唐草文はエジプトで誕生しシルクロードを経て仏教美術の文様として日本に入ってきました。唐草は実際に存在しない植物です。蔓(つる)がからみ合ってどこまでも伸び、生命力旺盛で無限の発展性を示す事から、長寿延命・子孫繁栄の象徴とされています。日本では仏教美術として渡来した唐草文は工芸品にも多く使われ、蔓を持たない菊や梅などの花まで巻き込んで発展していきました。

うさぎは全身するのみで後退はできませんし、ぴょんぴょんと飛び跳ねることから飛躍するといわれています。またツキ(月)を呼ぶ、福を招くとされ縁起のよい動物と考えられています。花うさぎの柄を身に纏(まとい)、ツキを一杯呼び寄せ、前向きに大きく飛躍して下さい。



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Posted by 芙蓉(ふよう)  at 10:00 │衣料品