2013年07月16日
祇園祭・黒主山(くろぬしやま)




大伴黒主(おおとものくろぬし)像。寛政元年(1789年)5月辻又七郎の銘があります。老人の像で白髭に髷を結い、顎髭は胸まで垂れています。ヒノキ材で出来ていて、桜の木を反り返るように上を見上げている風情ある姿を表しています。
こちらの見送は二種類あり、隔年ごとに交互に用いられています。
一種は「唐子嬉遊(からこきゅう)図」綴錦で、17世紀清時代の作。
もう一種は「牡丹鳳凰文」綴錦、明時代の作とされています。
二種とも山の大きさに比べてかなり大きいそうで、上端に芦水飛鶴文、住吉神社文、松に帆掛け舟文の高浮彫鍍金具をつけた吊り板を取り付け、巻きつけてさげています。
殆どの粽は(厄除飾りの為)食べられませんが、ここの粽は唯一食べられる粽


食べられる粽は珍しいですし、一日限定70個と聞くとまた価値が上がりますよね

しかも今年で終了??なんて書いてあると尚更です

「“今年で終了?”っていいながら毎年そんなこと言ってるじゃなかですかぁ〜?

と、ちゃかして聞いたら・・・
「来年は先祭と後祭と別れるので、今後はどうするかまだわからない

とのこと。至って真面目なご回答を頂きました





もちもち食感の美味しい生麩でした

最後かもしれないと思うと余計噛み締めて味わいました。


Posted by 芙蓉(ふよう)
at 16:55
│祭