2013年07月16日
祇園祭・函谷鉾(かんこぼこ)


天王人形は孟嘗君(もうしょうくん)像。高さ27cm
中国の史話。孟嘗君は斉(せい)の宰相、招かれて秦の宰相となりましたが讒言にあって逃れて函谷関へと向かいます。しかしその扉は朝を告げる鶏の鳴き声で開くという。孟嘗君は食客(しょっかく)に鳴き真似をさせて、無事に関を通過したという故事にちなむ鉾です。


天明8年(1788年)の大火で焼失した函谷鉾は天保10年(1839年)に復興を果たしました。このとき他の鉾に先駆けて稚児人形を製作。左大臣一条忠香(ただか)卿の令息実良(さねよし)をモデルとした等身大(120cm)の人形で仏師七条左京の作です。
この嘉多丸くん。
祇園祭のお役目を終えると(7月18日〜翌年の6月末まで)普段着の振袖に着替えられ、休まれてらっしゃるのだとか

(函谷鉾のHPより)


なんだかこういうのってとてもいいですね



Posted by 芙蓉(ふよう)
at 19:30
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