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2014年10月15日

畠山記念館

本日はお茶の先生とSさんとご一緒に「畠山記念館」にお邪魔しました。
畠山記念館


「大名茶人 松平不昧の数奇」開催中(12月14日まで)です。
畠山記念館
本日はミニトークも開催されるとのことで楽しみに伺いました。


ICON118唐物肩衝茶入 銘 油屋(からものかたつきちゃいれ あぶらや)
畠山記念館
年 代:南宋時代
材質・技法:陶器
サイズ(cm):高8.4 口径4.1 胴径8.0 底径4.4

堺の町衆油屋常言、常祐父子が所持したことからこの銘を得た大名物の茶入である。唐物肩衝を代表する茶入の一つで、やや小振りではあるが、甑は高く捻り返しは強い。肩は水平に伸び鋭く屈折しているのに対し、胴・腰に至る曲線は優美であり、品格の高い器形を成している。この茶入は油屋から豊臣秀吉に献上された後、福島正則・正利父子を経て柳営御物として徳川家に伝わった。その後、土井利勝、河村瑞賢、冬木喜平次を転伝し、松平不昧の手に渡った。不昧は「雲州蔵帳」の中で「宝物之部」に列し、同家所蔵の茶入の筆頭とした。



ICON118井戸茶碗 銘 細川(いどちゃわん ほそかわ)
畠山記念館
年 代:朝鮮時代
材質・技法:陶器
サイズ(cm):高9.4 口径15.8 高台径5.7

かつて細川三斎(1563~1645)が所持していたことからこの銘があり、松平不昧が大徳寺狐蓬庵に寄進した「喜左衛門」や「加賀」と共に、「天下三井戸」と称されてきた大井戸茶碗である。轆轤目の廻ったゆるやかな碗形の優美で美しい姿、高くくっきりと削られた小振りの竹節高台、やや赤みがかった明るい枇杷色の釉薬、腰下高台脇から高台内部までの鮮やかな梅花皮など多くの見所を備え、井戸茶碗としての条件を完備している。目跡が認められないことから、最上位に置いて焼成されたものと分かり、大井戸の代表的名碗と呼ぶに相応しい。


出雲国松江7代藩主であり、茶の湯を極めた大名茶人松平不昧公。
多数の名物茶器を所有したことで知られる不昧の蒐集品。
今日でも高い評価をうけている「雲州蔵帳の茶道具」がそれです。
蒐集した茶器の品位や品格を検討して、
宝物、大名物、中興名物、名物並、上、さらに中、下と
七つの部に格付けして整理分類されたのだとか。

貴重な茶道具の数々が展示されていて、大変勉強になりました。


折角ですから館内で呈茶(400円)も頂きました。
この時期のお干菓子は松江・風流堂り「山川」という落雁でした。
畠山記念館
日本三名菓のひとつであり、松平不昧公が好んだお菓子なのだそうです。


畠山記念館鑑賞の後は高輪台近くのレストラン「パフューム」にてランチicon28
畠山記念館畠山記念館



ICON118前菜
畠山記念館


ICON118キノコのフランと牡蠣のムニエルを浮かべた ズワイ蟹と蕪のポタージュ畠山記念館


ICON118お口直しのシャーベット
畠山記念館


ICON118お肉料理(鴨胸肉のロースト カルヴァドスのソース)
畠山記念館


ICON118デザートの林檎のコンポート
畠山記念館
あいにくの冷たい雨模様でしたが、美味しいお料理と贅沢な時間。
かなり優雅なランチタイムとなりましたicon12



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Posted by 芙蓉(ふよう)  at 18:00 │京都以外